ファイル転送関連

主に scp コマンドを使用します

WikiPedia:ja:Secure_copy

scp コマンドは、マシンから別のマシンへファイルやディレクトリをコピーする際に用いるコマンドです。転送経路は暗号通信です。

scp コマンド は転送元、転送先のどちらで実行しても良いものですが、手元のパソコンと SHIROKANE との間での転送では、手元のパソコンで scp コマンド を実行することが無難です。


使い方

リモート側への接続が起こるところは ssh コマンドと同じ様に使います。

$ scp [ユーザー名@][コピー元ホスト名:]<コピー元ファイル名> [ユーザー名@][コピー先ホスト名:]<コピー先ファイル名>

いろいろな使い方

ローカルにある file-s ファイルを SHIROKANE の sdir ディレクトリに同名のままコピー。

[mypc ~]$ scp file-s username@slogin.hgc.jp:~/sdir/.
  Enter passphrase for key '/home/user1/.ssh/id_rsa': 
  file-s                                              100% 1356KB   1.3MB/s   00:00
[mypc ~]$ 

ディレクトリのコピーには、-r オプション (または -R--recursive オプション)。 dir-s ディレクトリを dir-t ディレクトリにディレクトリの内容を含めてコピー。 dir-t ディレクトリがない場合は作成される。

[mypc ~]$ scp -r dir-s username@slogin.hgc.jp:~/dir-t
[mypc ~]$ 

ヘルプの表示

$ scp --help

主なオプション

-r
ディレクトリを対象とした場合に、その中身のファイルとディレクトリも再帰的に変更する
-l <limit>
転送速度を制限する。単位は Kbit/sec
--help
ヘルプメッセージを表示する

その他のデータ転送手段

scp を利用する方法と Archaea を利用する方法があります。持ち込みディスクを接続して、データを保存することもできます。

参考: テータ転送が遅い失敗しないテータ転送