Shirokane7 AMD サーバの検証

ヒトゲノム解析センターでは、2024 年 4 月から稼働開始予定の Shirokane7 計算ノード Thin で、最新の AMD CPU を搭載したサーバを導入します。 導入にあたり、伝統あるツール実行時の性能を、Shirokane 6 以前の 計算ノード Thin のサーバと比較しました。

各世代のスペック

SHIROKANE の各世代の計算ノード Thin のスペックは以下のとおりです。

世代CPUメモリ
Shirokane5Intel Xeon Gold 6154 18 core × 2 socket,
3.0 ~ 3.7 GHz
192 GB,
2,666 MHz
Shirokane6AMD EPYC 7713 64 core × 2 socket,
2.0 ~ 3.675 GHz
512 GB,
3,200 MHz
Shirokane7AMD EPYC 9654 96 core × 2 socket,
2.4 ~ 3.7 GHz
768 GB,
4,800 MHz

検証結果

BLAST、BWA、SAMTools sort それぞれでモデルケースを作成し、実行完了までの時間を測定しました。時間が短い方が性能が高いといえます。各世代との比較は以下のとおりです。 検証したツールすべてで、Shirokane6 までのサーバと比べて短い時間で実行完了していることがわかります。

ホームディスク等、検証環境と SHIROKANE の環境は完全に一致するものではありません

まとめ

Shirokane7 計算ノード Thin では、今までのサーバと比較して、最も差があるものでは、ほぼ半分の時間で実行できることがわかりました。 検証に使用した最新の AMD CPU を搭載する計算ノード Thin は 2024 年 4 月から稼働開始し、SHIROKANE 利用者が解析を実行できます。より高速な解析を実行可能な Shirokane7 稼働開始を、どうぞご期待ください。

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